“メンタル負荷”〜女性が肩に背負っているもの
最近ツイッターに力を入れようと思い色々なママさんをフォローしてつぶやきを追っていました。
日本のママたちは夫に対する不満をおもしろおかしくつぶやく人が多いけど、どの人も絶妙なユーモア・皮肉で、1人で大笑いしたりしています。
グチを笑いに変えられるセンスを尊敬してやまない…と同時に世のママたちは本当に頑張ってギリギリでもあるんだなあと痛感しました。
でもフランスでもワーママ(ワーキングママ)がほとんどだし、夫に対する不満やグチだって日本のママと同じぐらいあるはず。
日本のママたちのツイッターを読みながら思い出したのが数年前にフランスで話題になったエマさんの漫画。
La charge mentale (メンタル負荷)という言葉を作ったエマさんに共感する人の多かったこと。
私は専業主婦でママをやっているけれどこの言葉は核心をついているなと感動しました。
フランスでもやっぱり女性の負担が多いんだなと理解を深めるきっかけにもなりました。
ぜひ日本語に訳して載せてみます(エマさんの許可あり)。
エマさんは女性も社会に出て仕事をするようになった現在でも、家事は女性の仕事という時代遅れの先入観や親世代の影響で板挟みになっていると言っていました。
働いているのに2.5倍もの時間を家事に当てているなんて本当に大変です。
私は専業主婦なので家事について不公平に感じることはあまりない(ないようにしている、が正しい)のですが、それでも毎日家事に取られる時間の大きさに漠然とします。
家族で出かける時などいつも私がメンタル的に色々なシナリオを想定して荷物を準備して…なんでさっと出かけられないんだなどと夫が言うものなら大噴火です。
たまにはこの役割から放免されたい・私だって何も考えずにさっと出かけたい・ちょっとメンタル負荷を代わってほしいと思う時があります。
フランスで育児しているママに限らず世界中で頑張っているママに読んで共感してもらえたらいいなと思います。
エマさんはメンタル負荷という言葉を広め社会で認識してもらうことで産休制度や法律も実際に変わっていったらと願っています。
現に「メンタル負荷」とテレビで普通に使われているのを見たこともあります。
日本とフランスでは文化も風潮も違うし、一概に何を変えればいいかハッキリとしたことは言えません。でも少なくとも、私たちの一番近くにいる夫がこのメンタル負荷という定義を分かってくれるだけでも気持ちが少し軽くなります。
そこから実際の社会の中で価値観や理解が変わっていけたら。
Nagisa さん
- February 15, 2019すごーく納得します!私も幸い専業主婦なので家事・育児のメンタル負荷も自分の仕事ととらえられますが、これが仕事もしながらとなると世の中のママさんは本当にすごいと尊敬します。
「仕事の時は頭の中も家事・育児から離れられるから」と私の友人は笑っていますが、やはり仕事が終われば頭は母にもどり、家事・育児を段取り良くこなし、時々パパに手伝ってもらっても80%以上は彼女が家の仕事をこなしています。
男女平等と言っても、やっぱり母親のメンタル負荷は父親には代わってもらえないのかなあと思うのが私の感想です。でもNagisa さんの言うように、夫が理解してくれたら、せめて想像して感謝の言葉を口にしてくれたら、ママさんの疲れも半減しますよね。
Tomomiさん
- February 15, 2019ありがとうございます。
そうなんですよね、男女平等と言いつつ母親のメンタル負荷は父親には代行できないって薄々感じています。その代わり父親にもその事実をよく理解してもらえたらこっちのものです笑 何かあればこの言葉を使って私たちの苦悩を説明できるから。
私は専業主婦の身なのに不満が募る時があって、「こんなにやってあげてるのに」っていう気持ちが芽生えるとダメだなあと思います。頑張っているママさん達の疲れが軽減する世の中になりますように。