フランスの離乳食 〜1歳編〜
次女が1歳になり、どのような食生活をしているのか記録することにします。
長女の時の1歳2ヶ月ごろの離乳食について見返してみると、えらい!本当にしっかりきっちりした食生活をしていたなあ。
それに比べて次女はもうほとんど大人と同じメニューにしてしまっている。
200gの野菜のピュレもあまり作っていません。
長女の時は「200gの野菜」がすごく大事な基準で、これを食べなければ栄養不足とさえ思い込んでいて、食べない日はハラハラしていたのです。
次女は離乳食スタート後早い段階で野菜のピュレを残しがちで、ノルマの量食べ終わらせるのも何だか面倒くさくなってしまい、食べたい時食べたい量食べるでいいんじゃないかと思ったのもあります。
むしろ長女は律儀にこの200gに沿ってちゃんと食べていたのが偉いなと思います。そして神経質なママだったねごめんねとも。
おやつも日によってはあまり食べないので果物と乳製品を必ずあげるという規定(笑)から離れています。
生後10ヶ月ぐらいで1日3食になり、その頃日本に帰省していたのですがそこでは日本食を中心に朝ごはんも白いご飯をかなり食べていました。炊きたてのおいしい日本米だもの、食べるよね〜さすが日本人の心わかってるね〜!と思ったものです。その証拠にフランスに帰ってからフランスのお米ではそこまで食べなくなりました。
【新しい食べ物デビューが早い】
私たち大人+長女が食べているものを必ず食べたがるので、味見程度にあげてしまうことも多いです。
生の果物も8ヶ月から食べました。お隣に住んでいるお医者さんをしているマダムの家でイチジクをごちそうになった時次女にも与えたのがきっかけです。
もう8ヶ月なら何でも食べていいのよと教えてくれたので気が強くなったのでした。
長女の時に比べて色々な食材デビューするのが早いのは複雑な気持ち。
アペリティフという魅力的な時間があるのですがその時チップスやクラッカーをつまんでいると次女も手を伸ばして食べたりするのです!
これはあまりよろしくないのでアペリティフ自体を減らすしかないのかな。
赤ちゃん用のクラッカーやパンをあげても私たちと同じのがいい!という強い気持ちに押されてしまいます。
長女は味覚が洗練されているなと早い時期から思っていて、シェフと称賛しているぐらいなのですが、もしかしたらゆっくりと味覚を発達していったからかな?とふと思いました。
これは次女がどうなるかですね。
【小児科のガイドラインは厳格】
長女の時の小児科の先生にもらったガイドラインに沿っていたのは最初の方だけで、現在のかかりつけの先生や隣人のDrの「8ヶ月以降何でも食べていい」という言葉と家族のペースに従ってやってきています。
これは出生後発行されるcarnet de santéに付いている離乳食のチャートです。これではやっぱり8ヶ月から何でも食べていい。
Drマロの規定がしっかりし過ぎだったのかな?
例えばDrマロのガイドラインには油類は15ヶ月からと書いてあるけれど、10ヶ月で与え始めました。
卵も最初は黄身からスタートさせて、のちに白身も食べさせる→その後全卵1週間に1個と書いてあります。アレルギーのこともあるので慎重に越したことはないですね。
1歳現在では時々キッシュや卵焼きを与えるのでこの量よりは多くなる時もあり。かと言って卵を食べない週もあるので臨機応変ですね。
というか、どんな食材にせよ偏ったらいけないのだと思います。
基本の決まりごとはあるにせよどう進めていくかは本当にそれぞれの家庭次第ですね。
【1日の食事内容】
朝
petit suisseと呼ばれる乳製品60g(脂肪量9.2%と多めなのが特徴)
(特にbioではなくGervaisという老舗ブランドにしてます)とジャム小さじ半分をまぜたもの
+
パン or ビスケット
(+)
バナナ半分くらい
昼
米・パスタ・じゃがいもなどの炭水化物 大さじ3−4くらい
+
白身魚・ハム・卵などのタンパク質 大さじ2−3
+
ブロッコリー・インゲンなどの茹でた野菜 大さじ3くらい or ピュレ状の野菜 or みかんなどの果物
+
ヨーグルト50g 〜100g (子供用のフルーツ味ヨーグルト)
おやつ
果物のコンポート120g
+
ビスケット少々
(+)
ヨーグルト50〜100g
夜
野菜のポタージュ ボウル2/3ぐらい or HIPPの夕食用petit pot
(たまに白いごはんとミニトマトなどの野菜/パスタとハム/などの手抜きメニュー)
+
ヨーグルト50g
【ハチミツと牛乳には気をつけて】
ハチミツは1歳まで与えてはいけないというルールは守りました。1歳と2ヶ月になりますがまだ与えてみていません。そろそろ朝のヨーグルトに足してみようかな。
牛乳も1歳から大丈夫と聞くので少し与えています。長女がおやつにシリアルを食べる時次女も食べたそうにしたので味見。シリアルのチョコレート味になった牛乳を美味しそうにごくごく飲みます。といっても50mlくらい。
私は小さい頃牛乳大嫌いだったので娘たちにも牛乳だけを飲み物として与えるのに抵抗があります。それに、長女もこれまで牛乳以外でカルシウムを摂ってきています。骨が丈夫かはまだ分からないけど…
大豆の飲み物とかヨーグルト、イワシや豆類でも補っています。
【今のところ与えていない食べ物】
生の魚・燻製された魚、サラミ・生ハムなどの生の肉類、legumes sec(lentillesなどの乾燥した穀物)、ボンボン(あめ・グミ)←当たり前だろう
チョコレートもかけらとしてはあげていないですが、チョコチップの入ったイタリアのパサパサしたビスコッティはカリカリ食べていますね〜。チョコレート味の幼児用ムースとかあるのであげてしまいました。
生クリームも明日パパの誕生日なので少し食べちゃうかなあ〜。
【食育は続く】
今回の記事は書きながら省みることができ、食生活を改めるきっかけになりました。やっぱり食べ物が体を作るとつくづく思います。
南仏でレストランをしている友は「母親が子供にできる一番の大事なことは食育だと思う」と言いました。お母さんの味ってずっと覚えているし、大人になってもお母さんの味というものがあるのは幸せなことだと思う。日々色々あるけど食事は美味しくしたいものです。
だいぶ前に読んだアーユルヴェーダについて簡単に書かれている本にも「炊き立てのご飯を食べると生命エネルギーが上がる」と書いてあり、寒くて風邪流行りそうな気候の夜はほかほかご飯にしたりすると子供たちも元気そう。どんなものでも作りたての方が全然美味しさが違うと実感したりしています。
フランスの離乳食で美味しそうな離乳食レシピがありました。 どんなごはんであっても食べる喜びと感謝を教えていきたいものですね。
何かおすすめレシピがあったらぜひ教えてください!