フランスでのくらし 〜さようならプロヴァンス〜
1年5ヶ月暮らした南仏Tarasconといよいよお別れの日がきました。
引っ越してきた頃はまさかこんなに長く暮らすとは思ってもいませんでした。
正直、すぐにでも次の場所へ引っ越したいと思っていました。
でも、今こうしてここでの時間に終わりが来て、いつか懐かしく思う時が来るんだろうなと感じています。
辛いことも嬉しいこともどんな時間にも必ず終わりが来るのですね。
私が自立できるようになったのは南仏に来てからでした。
本当の意味で「フランスで暮らす」ことを始めたように思います。
その中で南仏の洗礼ではないですが辛いこともたくさんありました。傷つき悩んで、日本の家族、友達を恋しいと思って泣いた日もたくさん。
今ではどれもいい思い出です。ずいぶんたくましくなりました。
夫の家族のおかげでフランス語もずいぶん上達しました。ありがとうございました。
Tarasconの立地は本当に素晴らしく、
Avignon、Arles、St.Remy de Provenceがそれぞれ車で20分ほどの距離のため、お出かけをたくさんしました。
地中海の海辺からも1時間なので、バカンスのピークシーズン以外はふらっと海に遊びにも行けます。
私たち家族はここで少しずつ、人生の楽しみ方を覚えたような気がします。
大好きだったSt.Remyへ行く道。
さあ新しい街で、どんな世界が待っているでしょうか。
家族が一緒にいる限り、きっと楽しいと思います。
傷つくことを恐れずに、人と繋がっていけたら。南仏で少したくましくなった、私の次の目標です。