フランスでのくらし 〜農業大国フランスの農薬事情〜

フランスは世界に誇る農業大国だと思います。
これは暮らしていくうちに分かりました。

マルシェ

マルシェ(地元の市場)が必ずどの街にもあり、
とれたての野菜はもちろん魚、肉類、チーズ、香辛料、生花や民芸品など何でも見つかります。
一店一店まわって買い求めるこのスタイル。
スーパーでの買い物より時間はかかるけど、確かな食料が手に入るベストな手段です。

私も野菜はできるだけ(Bioと呼ばれる)無農薬野菜を買うようにしています。
生産者から直接買えるのはマルシェだけなので、とても重宝しています。

Bio(ビオ)

日本に住んでいた頃(もちろんまだ娘もいない頃)はBioや有機栽培の野菜など自分とは無関係と思っていました。
ふと頭によぎることはあっても有機栽培・無農薬野菜が手に入る場所が限られているイメージがあり、
そこまでしてこだわる信念もなかったのです。

フランスに住み始め、特に義母の影響でBioのことを知り始めました。しかし、ライフスタイルに取り入れるというまではいかず、傍観者でした。
娘が生まれてからは娘の食事はできるだけBioをと思い始めました。
それでも100%Bioと徹底しているわけではなく。神経質にならないようにしようと意識している自分がいました。

農薬事情が明らかになった番組

2月初め、france2のCash Investigationという情報番組で、『化学物質:私たちの子供たちが危ない』というテーマが放映されました。
ショッキングな内容で、フランス国内でも波紋が起きました。

私も平手打ちをくらったように目が覚め
「もうこれからはBioにしよう」と決心しました。

番組独自の調査で、フランス国内の地方ごとに買われている/使われている農薬ランキングが判明し、どの地方が最も有害な農薬を使用しているか地図にされました。

フランスの農薬事情
*色が真っ黒の地方は最も有害な農薬が買われ/使用されています。
http://www.francetvinfo.fr/monde/environnement/pesticides/enquete-cash-investigation-quels-pesticides-dangereux-sont-utilises-pres-de-chez-vous_1294797.html

私たちは以前ボルドー地方に住んでいたので、いつかまた戻りたいなと夫婦で夢見ていたのですが
真っ黒で大ショックでした。
ボルドーは世界に誇るワインの産地ですから、本当にワイン畑が多く、実は相当危険な農薬を撒いているそうです。

農薬について一歩踏み込んで理解できました。
フランスだけでなく、世界中に関わる問題だと思います。
是非replayでご覧ください。

農薬が最も使われている野菜・果物

りんご
ジャガイモ

だそうです。
平均より20〜30倍農薬が使われているそうです。
全てを無農薬野菜にするのは難しいという方でも、この二種は気をつけてみてください。

番組を観る前まで徹底していたBioの物


乳製品
コーヒー
オリーブオイル
食器洗い洗剤

番組を観た後に徹底しているBioの物

パン
米、パスタ、穀類
娘のビスケットなどのお菓子類
野菜 果物
紅茶

 

 

今回は農薬についてざっくり書きました。

食料大国フランスで暮らし、ママをしていると、無関心ではいられないテーマです。
以前の私はBioというとなんだかお高くとまっているような気すらして、見せかけだけのBio信者にはなりたくないなどと思っていました。
しかし、今では心からBioのライフスタイルを目指したいと思っています。

この番組で、最後に農業研究者の方が言った言葉が心に残りました。

「ほとんどの農作物に農薬は必要ないのです。無農薬に戻したとしても生産数もほぼ変わらないだろう。ただし、とうもろこしと穀物類は無農薬にすると生産量を保つのが難しい」

いつか世界で農薬が使われなくなる日が来るかもしれません。

Bioは奥が深いテーマです。
フランスは特に進んでいるし、民間の意識も高いです。素晴らしいことだとつくづく思います。

引き続きまたリポートしますね。

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