3人目マタニティ 〜無事出産しました〜

Bebe



2020年1月14日10時3分。
無事3350gの女の子を出産しました。

おかげさまで今回の出産は三人目にして最も平和で落ち着いた体験となり、三女も健康そのものです。
無痛分娩の恩恵を受け、産後の回復もとても早くてどんなに体に負担が少なかったのかを実感しています!


産後3週間が経ちました。ようやく落ち着いてPCに向かえる時間ができてきたので記録したいと思います。



出産当日の様子

1月14日3時。
陣痛が始まり、ほぼ同時に破水しました。
上の二人の出産時は破水から始まったことがなかったので、自分の意思ではなく流れ出る液体にとても焦ってしまいました!
深夜3時という時間も想像していなかったので、まず寝ている上の娘たちをどうしよう?!と。
こんな時間に申し訳ないけれどすぐ義母に電話し、クリニックに向かう前に娘たちを義母宅に預ける手はずに。
クリニックにも電話しました。
「破水した、陣痛もある、三人目だ」ということを告げると、すぐ来てくださいと言われました。

陣痛も5分おきで、なんだか車で出産なんてことにならないだろうかと焦りました。が、そんなことはなく上の娘たちを義母に託し、そこから20分ほどのクリニックへ。
夜が明ける前の真っ暗の道のり。三女に今日会えるのは間違いないんだと嬉しかったのと出産がどのくらいの時間かかるのか、落ち着いて分娩に挑めるのかとほんの少しだけ不安がよぎりましたが、全然怖くはありませんでした。

4時。
クリニック到着。
さっき電話に出た当直の助産師さんが出迎えてくれました。
内診すると子宮口は4cm開いていました。
破水はチョロチョロと続き、助産師さんは出産まで続きますよとのこと。

無痛分娩の麻酔をするかすぐ訊かれ、まだ迷いがあったので即答できず、後で決められるからと。まずは自然分娩の分娩室(Salle de naissance)を当てがわれました。
クリニックの見学をしていなかったのですが、自然分娩室は天井からぶら下がれる紐があったり、四つんばいでも出産できるようにクッションがたくさんしつらわれたスペースがあり、照明も壁紙もいい雰囲気でした。
とりあえずそのクッションがたくさんある2畳ほどのベッドに横になってと言われました。
そこで赤ちゃんのモニタリングを始め、血液検査もありました。

その間、陣痛は着実に3〜5分おきぐらいにやって来ています。
1時間ほど様子を見ていましたが陣痛の波に進みが感じられないので、体勢を変えました。バランスボールに座ってユラユラ骨盤を動かす体勢です。
上半身は前かがみになる感じで、天井からぶら下がっている紐にもたれてぐーっと伸ばしました。
夫はその間体力温存のため横になっていたり、リラックス。
私ももっと強い陣痛の波が来ないか待ちつつ、瞑想のアプリケーションで瞑想をしたりゆっくり呼吸をしたりしていました。

6時半すぎ。
陣痛が強くなって来たのがわかり、ドドドドと赤ちゃんが降りている感覚と骨盤がグラグラ震え出しました。自分の意思ではない強い力がかかっていて、これは次女の時の自然分娩と同じ、赤ちゃんが降りている!と分娩が遠くないことを知りました。同時にパニックの一歩手前の自分を客観視。
分娩直前の自分の体がコントロールできない、あのパニックの中でのお産を繰り返したくない、今回は最後まで落ち着いて赤ちゃんを押し出したいと思い、無痛分娩の麻酔を希望すると伝えました。その時子宮口7cmでした。

助産師さんは無痛に切り替えた私に若干残念そうなそぶりを見せたのですが、自然分娩の部屋を希望する人が来る場合もあるからすぐ移動しましょうと移動。
無痛分娩ができる部屋は、確かにちょっと医療的で雰囲気も違いましたが、壁紙に藤の絵が描いてあり、大好きな藤だ、嬉しいなと思いました。
この部屋で三女の名前も決まりました。

7時。
硬膜麻酔をキメました。
麻酔医の男性が来て、陣痛の合間に注射。
長女の出産時も麻酔をしたのですがその時より格段に痛くて、個人差があるんだわと思いました。でも耐えられない痛みではない。背中を丸くするためベッドの前に立っている助産師さんの肩に寄っかかって、大丈夫、大丈夫と声をかけてもらいながら助けてもらいました。
スーッと冷たい麻酔の液体が背骨に入った途端、陣痛もサッと引いたのが印象的でした。
「30分後にまだ痛かったらこのボタンを押して麻酔を追加してください」と言われました。

本当に麻酔が効いて、陣痛の波が来ても痛くない。30分後追加することなく分娩台に横になっていました。

麻酔から1時間後。その間陣痛が強くなったので一回麻酔を足しました。
当直の助産師さんが頑張ってねと帰ってしまい、新しい担当の助産師さんが来ました。ベテランぽいマダムで、内診をしたら子宮口10cm。全開です。
でも、赤ちゃんができるだけ自分で降りて来るのを待ちましょうと言われ、私も賛成しました。
全開でも耐えられるのだから、麻酔はすごいと思いました。
その間談笑したり夫とも色々話したり、不思議な気持ちでした。

それからも陣痛は感じるものの、痛くはなく、逆にこれ以上何も感じなくなってしまったらいきめないだろうという感じです。
赤ちゃんが降りて来るたび骨盤に圧力がかかっているのはしっかり感じ、痛みではないけれどちゃんと押し出すための適度な感覚はあって、これはすごいなと思いました。
モニターを見ていても陣痛の波がそこまで大きくないように感じましたが、助産師さん曰く痛くないだけでどんどん進んでいますよとのこと。
結局さらに1時間分娩台で待ちました。こんなに落ち着いていられることに感動しました。

ベテラン助産師さんが内診し、「もう赤ちゃんは遠くないから分娩台で産む体勢に変えてみましょうか、そうすることでますますお産が進むから」とのこと。

次女の時断念した横向きでの出産スタイル(sur le côté)を今回こそはと想像していたのですが、ベテラン助産師さんに告げるとオススメしないとはっきり言われました。確かに横向きの方が骨盤は開いているけど、50人に一人ぐらいの割合でしか横向きのいい効果は得られない、とのこと。
麻酔が効いているし、ベテラン助産師さんのアドバイスが妙にしっくり来たので、普通の分娩体勢に。分娩体勢も丁寧に教えてくれて、ポジショニングしてくれて、これでいきむのだなと心も決まりました。

分娩室にはもう一人puéricultrice(看護師)さんがいて、この人とは最後まで楽しくおしゃべりしていたのですがいよいよ分娩、という時も変わらずリラックスした雰囲気で。いきみ方も教えてくれ、では練習がてらちょっとやってみましょうかといざいきむことに。

分娩台についている取っ手を掴んで息を吐いて吸った瞬間止めながらいきむ

一回目ですごく上手!と褒められ、ますます集中できました。
そこから陣痛が来るたびいきみました。痛みとはいえないまでもやっぱり赤ちゃんの重みが骨盤、産道としっかり感じました。

夫も落ち着いてしっかりといきむ私を見ていいぞいいぞ!と微笑みながらも驚いている。(長女と次女の時は暴れる私を抑えないといけなかった夫)

5回目ぐらいで助産師さんがもう頭に触れますよと、本当に触ることができ、感動。そこからラストスパート。落ち着いて効率的にいきむことができ、するっと押し出すことができました。頭が出た瞬間は痛みはないけれどやっぱり温かい赤ちゃんの体が出てくるあの感覚はちゃんとあり、肩を出す時にはもういきまないでと言われたのでハッハッハという息の仕方をしてしのぎました。

産まれた三女は静かに目を開けて私の胸にやって来ました。
みんな笑顔でした。
夫もこの落ち着いた出産に感動して信じられない顔をしていました。

その後すぐすんなり胎盤も出て、会陰はなんと無傷でした。
助産師さん達も「いや〜静かでいい出産だった。べべもすごく穏やかだもの」と言ってくれたので、側から見てもやっぱり穏やかな出産だったんだと思いました。

三女はカンガルーケア中おっぱいも吸って、目をのぞき込んだら朝のブルターニュの光の中、海のような紺色をしていました。遠くから来たことを知りました。

やっと会えました。

本当に、三女の出産はまた新しい素晴らしい経験で、全てうまくいったことに本当に感謝・感謝です。




出産の兆候

出産の兆候は今思えばありました。

①太ももの付け根(骨盤)の痛み

前日の夜、太ももの付け根に今までにないぐらいの痛みを感じ、思わず地面に座り込みました。私も家族のみんなもびっくりしました。

②満たされた気持ち

この『満たされた気持ち』というのは私の中での出産前夜の傾向です。長女の時も、次女の時も同じでした。
『今』をはあ〜幸せだな、何も足りないものはないと感じる、この気持ちになって寝付くと陣痛が来ました。

その夜は夫とNetflixでドラマを観て、寝る前に一人瞑想をしました。瞑想のテーマが『今までの妊娠生活への感謝』というタイムリーなもので、今までにないぐらいの感謝の気持ちで満たされ、少し泣き、平和な気持ちで寝床へ。

寝付いてからなんだか前駆陣痛があるなあと半分覚醒していました。
3時前、あ、やっぱり規則的な陣痛かもしれないとメモを取り始めた途端破水したのでした。


産後の様子

産後直後は麻酔の副作用で左足が動きませんでした
出産から4時間ぐらいの間しびれていた記憶です。2時間のカンガルーケアの後病室に運ばれ、少し休んで夕方前にやっと立つことができました(初めて立つ時は一人で立ってはいけなく、助産師を呼びました)。


産後すぐの様子は簡潔に言うと、本当に出産したのか?というほど回復が早かったです。
上二人の産後は骨盤がガクガクして数日間は歩くのも大変だったのです。今回はそれも全くなく、会陰の違和感もなく、いきんだ時分娩台の取っ手を掴んでいた腕と肩が筋肉痛なぐらい。
後陣痛もありましたが処方された痛み止めを飲むほどでもなかったです。子宮の戻りも早かったです。

3週間目にして悪露もほぼなくなりました。(長女、次女の時は長かったです)



長女と次女の様子

長女と次女は出産当日から私が退院するまで毎日おばあちゃん(義母)と一緒でした。泊まり込みでいてくれたので本当に助かりました。
その期間学校にも行って、娘二人はとてもたくましく、寂しい思いはしなかったんじゃないかな。きょうだいで二人いるとお互いにとってなぐさめにもなるし、遊べるし、こういう特別な時も乗り越えられるものだなと思いました。

三女に初めて会った時も、かわいいかわいいと大興奮で、親の私達が嬉しかったです。

初日にクリニックに会いに来てくれた時は二人にプレゼントを用意していました。帰り際それを渡したら喜んで帰って行きました。
2日目は長女がクリニックを後にする時泣いてしまいました。それは学校に行きたくないという理由もあったのですが、心細い気持ちになったみたいでした。
でもすぐ切り替えて笑顔で帰って行きました。
そんな大きくなった二人の娘たちを想って私の方があとから泣いていました。

想像以上にスムーズに新しい妹を受け容れている二人。
なんだかスムーズ過ぎる気もするのですが、二人を信じて見守りたいです。



ベビーブルース(マタニティブルー)

フランスではbaby bluesというのですが、産後3日目〜10日目ぐらいに気持ちが落ち込んでちょっとのことで涙が出る、みたいな症状があります。
産後ホルモンの急激な変化で起こる短期間の気持ちの落ち込み。
私もこれはありました。クリニックで夕方夫が帰ってしまうと無性に心細くなって泣いたり、退院してからも授乳のことでわんわん泣いたりしました。が、引きずらず、泣くとスッキリ切り替えができました。

妊娠という長い神秘的な旅が終わり、お腹にいた赤ちゃんが外の世界にやって来て、体と心もすぐにはついていけないほどの変化。
この産後すぐのベビーブルースの過程は母親にとって実は必要な行程らしいです。長かった妊娠期間に区切りをつけること、新しい人生の始まりを受け入れ進んでいくこと。


出産はとても感動的でスムーズだったのですが、その後授乳で乳首を損傷するほどのトラブルがあり、プラスとマイナスの対価を払った感じです。(出産より痛かった・辛かった)
3人目にして知らない世界を見ることになりました。
三女の母乳育児についてはまた記録しますね。

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