フランスで犬を飼う 〜ゴールデンレトリーバーとのくらし①〜

 

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5月5日の今日はわが家のゴールデンレトリーバーの一歳の誕生日でした。記念してフランス(の田舎)で犬を飼うことについて書きたいと思います。

フランスで犬を飼うことはすごくスムーズで自然な感じです。犬好きな人が多く、レストランやカフェ、スーパーマーケットにまで犬を連れている人が本当に多い。そして飼い犬のフンを片付けない人が多いということも有名ですよね。

 

 

 

我が家にゴールデンレトリーバーの子犬がやって来たのは去年の6月のこと。

私の誕生日の当日でした。かねてから犬が欲しい!としつこかった私を喜ばせようとしてくれた夫に感謝です。

近くのブリーダーの所へ見に行って決めようかという気持ちだったのがそのまま当日連れて帰ることになり、突然のずっしりした責任感、喜び、フワフワした子犬のかわいさが入り混じり頭はぼーっとしていました。

プレゼントに本当に犬をもらうなんてと夢のような気持ちだったのを覚えています。子供にではなく大人の私の誕生日にこういうことになり少し申し訳ないけれど、娘たちには今犬との暮らしを始めさせたかったというのもありこのタイミングになりました。

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名前はJameson(ジェームソン)。ウィスキー色の毛並みなので渋い成犬になることを願った夫の命名です。

こうして念願の犬との暮らしが実現しましたが、最初の3ヶ月間は想像以上に大変で、まるで人間の赤ちゃんがやって来たみたいでした。

わが家のジェームソンも月齢と共に成長し飼い主の私達も学び成長し、少しずつ家族の一員になり、今日無事に一歳になりました。

 

①なぜゴールデンレトリーバー?

ゴールデンレトリーバーのような大型犬を飼うことになるとは想像もしていませんでした。最初は私が子供の頃家で飼っていたヨークシャテリアを飼いたかったのです。

小さい子供がいるうちに飼うとしたらどの犬種がいいか色々調べていました。おかげでずいぶん犬の種類に詳しくなりました。

やっぱりファミリー向けの一番候補に出てくるのがゴールデンレトリーバー性格は安定して柔和、愛情深く高年齢者や子供にとって最高のパートナーとのこと。フランスでファミリー向けの犬種として30年連続人気ナンバーワンだそうです。

ヨークシャテリアなら飼ったことがあるから安心と思っていたのですが、ヨークシャテリアは赤ちゃんや小さい子供に対しての寛容さ・忍耐力が△。子供との相性が悪いわけではないのですが、まだ動物との付き合い方がわからない小さい子供が犬を怒らせてしまうことがあるそうです。私も小さい頃飼っていたとは言えすでに9歳ぐらいだったので犬との接し方もわかる年齢でした。ということで却下。

こうして調べていくうちにゴールデンレトリーバーに魅了され、大きな優しい犬を家族に迎え入れたいと思うようになりました。

 

 

②トイレは庭の芝生で

トイレは室内ではなく庭の芝生の上でさせるというのがフランスの田舎のやり方です。

ブリーダーの所でも「すでに芝生でトイレトレーニングさせているからすぐ慣れて粗相などもしなくなるよ」と太鼓判を押されました。が、ジェームソンは生後3ヶ月まで(つまり家に来て2ヶ月間)は家の中でアクシデント多発。

母犬から寝床では排泄しないようにしつけられているそうですが、日中遊んだりタイミングを間違えると大変でした。

日本でしかも東京で室内犬を飼っていた時はケージの中にペットシーツを敷いてそこでしつけていたので、野外トイレ式には戸惑いましたが、室内でしつけると室内でしていいと思ってしまうそうで、それもそれで大変なので最初からトイレは 外=芝生の上 としつけるのがベスト。庭が犬のトイレになっちゃうのかあ〜と思ったのですが、慣れました。最初は庭内放し飼いにしていたのであちこちでトイレをしていたのですが現在はジェームソンの行動範囲を一部だけにし、どこでトイレをするかも大体決まったのでよかったです。

 

 

 

③最初の3ヶ月は夜間のトイレ巡回あり

成犬のゴールデンレトリバーは12時間排泄をしないでも過ごせるそうなのですが、子犬のうちはまだ3時間ごとに排泄を促してあげることが必要らしく、夜も然りなので毎晩最低一回はアラームをかけて起きて庭に出させておしっこをさせていました。

これが新生児の夜間授乳のような感じで大変だったのですが、夏で夜でも気持ちよく、星空がきれいで、ジェームソンのおかげでたくさん星空を見れたなあとありがたく思いました。3ヶ月を過ぎたら夜間も排泄コントロールできるようになり、もう夜に外に出ることはなくなりました。

以後、日中も夜間も含めトイレのしつけは完了しました。

今では「va faire pipi!(おしっこして来なさい)」と言うと、すぐさま芝生に走っていって実行します。本当にすごい。

 

 

 

④子犬との暮らしに必要なアイテム

【おもちゃ】

子犬のうちはとにかく噛むことが必要なので悪気はなくても人間の手を噛もうとしました。早いうちにしつけないと子供やお客さんの手を噛むのが当たり前になってはいけないのでこれはちゃんとしつけました。噛みたい本能を満たしてあげるためおもちゃなら噛んでもいいと言うことをしつけます。噛むためのおもちゃを与えました。ゴールデンレトリーバーはなぜかぬいぐるみが好きらしく、専用のぬいぐるみを何個か与えたら大喜びで噛んで遊んでいました。今でもお気に入りのボロボロになったぬいぐるみをいつも離さず小さい子供のドゥドゥみたいでかわいい。

 

【寝床・ケージ】

自分の場所という決まった場所を確保してあげるのが大事で、静かな場所に寝床をしつらってあげるのがいいそうです。

我が家は最初は薄めのクッションをリビングに敷いて寝床としていたのですが、夜間1人で自由に家中を動けることが逆に犬にとっては不安だそうで、観葉植物をボロボロにしたり色々粗相をしたりと大変だったのでケージを買いました。そこにクッションを敷いて夜間はそこに寝させるようにしました。するとトイレの粗相もしなくなり、しつけで叱るとその場所に入れるようにしたり、留守中もケージに入れると大人しく落ち着いて待っていられるので、ケージを買って本当によかったです。

ケージに入れるなんてかわいそうと思いきや、犬にとっては安心するらしく、かわいそうではないそうです。フランスでは室外犬として寝床も外にしている人もいるみたいですが、家に人がいる時は常に側にいるジェームソン。

 

【しつけ用のごほうび】

子犬は生後4ヶ月までに脳の発達がピークを迎えるのでそれまでに大概のしつけをするのが大事だそうです。そこで欠かせないのがごほうびのおやつ。おやつで釣るしかない!大げさに褒め、優しい言葉をかけてあげるのもごほうびの内なのですが、子犬の頃は特におやつで集中させる。

獣医でも使われているRoyal caninのトレーニング用おやつをあげていました。

ちなみにジェームソンはおすわり、伏せ、お手、待て が結構早い段階でできるようになりました。

 

 

⑤ゴールデンレトリーバーの特徴

ゴールデンレトリーバーはラブラドールレトリーバーと並ぶ盲導犬セラピードッグとしての仕事をする犬種で、頭が良く温和で社交的、人が好きなあたたかい性格が特徴です。

飼い主と一緒に居られるならどんな環境にも適応でき得るほどで、逆に言うと孤独に耐えられないそう。確かに、家の中で色々動くとずっとくっ付いてきます。

 

【子供との相性】

我が家に来て1日目から子供がいる環境が当たり前だったので相性はとてもいいです。

しかし、子供に優しいという評判のゴールデンレトリーバーだから何でも許してくれるというわけではないです。優しく愛情豊かな性質はしつけにより開花されると思います。

犬は家族の中で格付けをする性質なので、自分は子供より格上だと認識してしまうと問題で、特にゴールデンレトリーバーのような大型犬が子供をないがしろにすれば危険です。

なので必ず子供が優先という態度を取り、子供を腕に抱いたまま犬を撫でてあげるなど分かりやすくし、ベッドやソファの上にも上らせないようにしつけました。子供達はベッドやソファに乗っているのになんで僕はダメなの?という顔をするのですが、ここで子供と同等にすると後から大変と思いました。

体が大きいので生後5ヶ月ぐらいですでに子供達の体重を越していたので、ぶつかったり足を踏んだりなど不器用が呼ぶアクシデントはありましたが、ジェームソンが怒って子供に痛い目に合わせたりなどは決してしないです。

とは言え、動物なので絶対的な信頼はできないのが切ないところですね。どんなに子供との相性が良くても、動物と子供を二人っきりにさせるのは厳禁です。

次女はジェームソンが来た頃は一歳半だったので、一緒に大きくなったという感じで危険な場面などもなかったのですが、ジェームソンにちょっかいを出すので要注意です。抱きついたり乗っかったり、ジェームソンも辛抱強く付き合ってくれるのですが遊ぼう!と遊びモードに切り替わる時はいつハメを外すか目が離せないものです。

長女は潔癖なのでジェームソンに舐められると激怒するのですが、それ以外はお手、おすわりなどもコミュニケーションとしてやってはごほうびをあげたりと楽しくやっています。

ジェームソンは嫉妬深いというか僕を抜いてワイワイしないでよ!というところがあって子供達とキャッキャ笑っていると必ず僕も僕も!と輪に入ってくるのでかわいいです。

 

【猫との相性】

犬をできるだけ小さいうちから猫に慣らす以外方法がないというアドバイスが多いのですが、うちの先住猫とは生後2ヶ月から一緒に暮らし始めたにも関わらず相性があまりよくありません。そのせいで近所の猫ともイマイチで庭で見かけるたび穏やかではない様子。ジェームソンは猫の自由さがうらやましいのだろうな。

ジェームソンはうちの猫に近寄ってじゃれたがっているのですが猫が嫌がり猫パンチをかますというパターンで、よく見る大きな犬が猫と一緒に寝ているというイメージ、うちでは叶いそうにないですね。

 

 

⑥小さい子供と犬についてgolden

小さい子供が犬と暮らすことで受ける恩恵は実はすごくあります。犬を飼っている子供は他者や周囲と関わりやすくなるそうです。うちは特に5歳の長女が幼稚園に馴染むのに時間がかかったことなどもあり、今この時期に大きな優しい犬がいつもそばにいて彼女を大事にしてくれる・言うことをちゃんと聞いてくれる、このことが必ず良い影響をもたらしてくれると思いました。

飼い犬が子供に対して持つ無条件の愛が子供の自己肯定感を養うと科学的にも証明されているらしく、なんて素晴らしいんだ、涙が出そうになるぐらいジェームソンに感謝しています。

我が家に来てくれてありがとうと心から思います。

 

ジェームソンの散歩についてや、今まであった数々の挫折やジェームソンのいたずらについてなども山盛り書きたいのですが、続きはまた次回に。

 

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