農業大国フランスのBioと農薬事情

農業

フランスは世界に誇る農業大国だと思います。農業に使われている土地が多く広大です。

フランスを車や電車で横断すれば一目瞭然ですがどこまでも続く田園風景=農業=農業大国。

日本は人口密度が高く農業のための土地が少ないのもうなずけます(日本の農業事情は一概には言えず過疎化など土地以外にも理由はあると思います)。

Bioのお店も日本に比べれば随分多く普通のスーパーでもBioのコーナーが必ず設けてあります。

グルメの国フランスですから自分たちが口にする物に敏感であり、マルシェなどで生産者と対する場面も日常的なので大地を大事にしなければという実感も大きいのかなあと思います。

マルシェ

マルシェ

マルシェ(地元の市場)が必ずどの街にもあり、とれたての野菜はもちろん魚、肉類、チーズ、香辛料、生花や民芸品など何でも見つかります。
一店一店まわって買い求めるこのスタイル。
スーパーでの買い物より時間はかかるけど、確かな食料が手に入るベストな手段です。

私も野菜はできるだけBioと呼ばれる無農薬野菜を買うようにしています。
生産者から直接買えるのはマルシェだけなので、とても重宝しています。

Bio(ビオ)

Bio

日本に住んでいた頃(もちろんまだ娘もいない頃)はBioや有機栽培の野菜など自分とは無関係と思っていました。
ふと頭によぎることはあっても有機栽培・無農薬野菜が手に入る場所が限られてなおかつ値段も高いイメージがあり、こだわる信念もなかったのです。

フランスに住み始め、特に義母の影響でBioのことを知り始めました。しかし、ライフスタイルに取り入れるというまではいかず、傍観者でした。
娘が生まれてからは娘の食事はできるだけBioをと思い始めました。
それでも100%Bioと徹底しているわけではなく。神経質にならないようにしようと意識している自分がいました。

農薬事情が明らかになったTV番組

農薬2月初め、france2のCash Investigationという情報番組で、『化学物質:私たちの子供たちが危ない』というテーマが放映されました。
ショッキングな内容で、フランス国内でも波紋が起きました。

私も平手打ちをくらったように目が覚め
「もうこれからはBioにしよう」と決心しました。

番組独自の調査で、フランス国内の地方ごとに買われている/使われている農薬ランキングが判明し、どの地方がどのぐらい有害な農薬を使用しているか農薬地図にされました。

フランスの農薬事情
*色が真っ黒の地方は最も有害な農薬が買われ/使用されています。

私たちは以前ボルドー地方に住んでいたので、いつかまた戻りたいなと夫婦で夢見ていたのですが真っ黒で大ショックでした。
ボルドーは世界に誇るワインの産地ですから、本当にワイン畑が多く、実は相当危険な農薬を撒いているそうです。

農薬について一歩踏み込んで理解できました。
フランスだけでなく、世界中に関わる問題だと思います。
是非replayでご覧ください。

農薬が最も使われている野菜・果物とは

ジャガイモ

じゃがいも

りんごりんご

だそうです。
平均より20〜30倍農薬が使われているそうです。
全てを無農薬野菜にするのは難しいという方でも、この二種は気をつけてみてください。

番組を観る前まで徹底していたBioの物


乳製品
コーヒー
オリーブオイル
食器洗い洗剤

番組を観た後に徹底しているBioの物

パン
米、パスタ、穀類
娘のビスケットなどのお菓子類
野菜 果物
紅茶

olivier今回は農薬についてざっくり書きました。食料大国フランスで暮らし、ママをしていると、無関心ではいられないテーマです。
以前の私はBioというとなんだかお高くとまっているような気すらして、見せかけだけのBio信者にはなりたくないナなどと思っていました。
しかし、今では心からBioのライフスタイルを目指したいと思っています。

上記TV番組で、最後に農業研究者が言った言葉が心に残りました。

「ほとんどの農作物に本当は農薬なんて必要ないのです。無農薬に戻したとしても生産数もほぼ変わらないだろう。ただし、とうもろこしと穀物類は無農薬にすると生産量を保つのが難しい」

いつか世界で農薬が使われなくなる日が来るかもしれません。

Bioは奥が深いテーマです。
フランスは特に進んでいるし、民間の意識も高いです。素晴らしいことだとつくづく思います。

引き続きまたリポートしますね。

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